最澄にまつわる寺院 | 佐川美術館

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最澄にまつわる寺院

前々回のブログで守山市内にある比叡山ゆかりのお寺を紹介しましたが、今回はその第2弾として、守山市木浜町にある「大慈山福林寺」というお寺を紹介します。

 

福林寺は平安時代に桓武天皇の勅願によって、天台宗を開いた伝教大師・最澄が開山したと伝えられており、御本尊の十一面観音像も最澄自らが作ったという伝承をもっています。

 

 

福林寺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御本尊は重要文化財に指定されている平安時代の木造十一面観音立像で、33年に1度しか御開帳されない秘仏でしたが、新設された収蔵庫に保存されるようになってからは、毎年11月初旬頃に御開帳法要が行われ、その時に特別拝観できるようになりました。

 

この御本尊、小説家 井上靖が自著『星と祭』の中で「天平時代の貴人」と評したことで知られる仏様で、理知的なお顔立ちや優美なたたずまいは、まさに貴人という言葉がふさわしいお姿をしています。

 

福林寺へは、JR守山駅から近江鉄道バス・木の浜線《ラフォーレ琵琶湖・佐川美術館》行きにご乗車いただき、「木の浜農協前」下車で、徒歩3分のところにあります。

佐川美術館からは、徒歩15~20分程の場所にあります。

 

なお、今年の御本尊御開帳は、11月3日(月・祝)【10:00~16:30】になります。

福林寺さんへのお問い合わせはFAXでお願いします。

FAX  NO: 077-585-6015