秋を育てる日々 | 佐川美術館

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秋を育てる日々

澄みきった青空が秋を感じるこの頃ですが、皆様の近辺の紅葉はいかがですが。

 

連日秋晴れが続いている中、佐川美術館を囲むケヤキも少しずつ色付き始めてきました。

 

今回は、佐川美術館で育てている植物の紹介をしたいと思います!

 

前回のブログ写真でご覧頂いたように、樂吉左衛門館展示室の花入れに活けてある茶花は、ほとんどが佐川美術館の裏庭で育てている植物になります。千利休の教えの1つ、「花は野にあるように」に従い、毎日当館スタッフが季節に合わせた茶花を組み合わせて活けています。「花は自然に入れなさい」ということですが、「自然そのままに」再現するということではなく、一輪の花に、野に咲く花の美しさと自然から与えられたいのちの尊さを盛りこもうとすることに真の意味があるという教えになります。

 

さてさて、本日、秋の茶花を訪ねてみました。水引(みずひき)、秋明菊(しゅうめいぎく)、紫苑(しおん)、藤袴(ふじばかま)、紫式部(むらさきしきぶ)、藪欄(やぶらん)、杜鵑(ほととぎす)など秋の茶花が咲いています。1つ1つの花の名前の漢字を読むだけでも、なんとなく秋を感じられませんか?

 

佐川美術館にお越し頂いた際には、ぜひ樂吉左衞門館の茶花にも注目してみて下さいね。

 

紫式部

 

 

 

 

 

 

 

 

杜鵑