

日付:
2010年05月16日(日)
5月15日、16日の2日間にわたって、竹久夢二展(会期2010年4月24日(土)-6月13日(日))開催の関連イベントとして日本画材を使いオリジナル団扇を作るワークショップが行われました。2日間(午前の部・午後の部)で子どもから大人・お年寄りまで幅広い年齢層で計86名の方々が参加されました。
なお、今回は京都市立芸術大学日本画専攻の《川嶋渉研究室》が授業の一環として企画・開催に協力、本報告は《川嶋渉研究室》荒木希穂が取材の上、報告をいたします。
まずは「孔雀」「千鳥」と呼ばれる二種類の団扇【うちわ】から一つを選んでいただきました。
型紙を用いてデザイン構成が決まったら絵の具で彩色していきます。
今回使用した日本画材(岩絵の具)は、水彩や油彩とは違い、顔料をにかわというのりで溶かなければなりません。
椿を彩色するための「朱」を使って実践しました。
にかわの分量が多すぎると上手く溶かせないので少量ずつにかわを足していき、水で描きやすい絵の具になるように調整します。
絵の具が溶けたら団扇に彩色していきます。
椿の色がおけたら(日本画では絵の具を塗ることを「おく」と表現します)、葉やおしべに使用する絵の具をバイキング形式で選んでいただきました。
「朱」の時と同じように、こちらも自分で絵の具を溶いてから使います。
絵の具のおき方に苦戦されながらも、日本画独特の色むらやマットな質感をじっくり味わっていただきました。
葉の形や色は人それぞれで、一つとして同じデザインのものはなく、とても素敵な団扇がたくさん出来上がりました。
日本画を経験されたのは初めてという方が多かったので「難しかった」と言われながらも楽しんでいただけたようです。
ご参加いただいたお客様は「今まで使ってきた画材とは違い日本画は絵の具を粉の状態から自ら作っていくので、絵の具の種類により肌触りや質感の違いを感じる良い機会になった。」と満足されていました。
今回のワークショップでは、講師として京都市立芸術大学の川嶋渉先生、日影圭先生、定家亜由子先生にご指導いただき、《川嶋渉研究室》の学生(是永、藁科、高野、上坂、目片、荒木)5名がスタッフとして参加し、補助指導を行いました。
また、画材製造メーカー《株式会社吉祥》、紙工メーカー《株式会社ケーエス》の両社に材料提供などのご協力をいただきました。