

開催期間:
2008年12月04日(木)~2009年03月22日(日)
紀元前5世紀頃、インドに興った仏教は、さまざまな地域へと伝播し各地の民族に受容される過程でその教義や造形表現に大きな広がりをみせました。
初期の仏教では礼拝の対象として菩提樹や仏足石、金剛座といった仏陀を表すシンボルにより間接的な表現をおこなっていましたが、紀元前334年にはじまるアレクサンドロス大王の東征以降にギリシャ人の入植者たちがもたらした文化と土着文化が融合したヘレニズム文化の影響により、紀元前後にガンダーラ(現在のパキスタン北部)で直接的な人間の形の仏像が製作されるようになったのでした。そして、インド各地からアフガニスタンや西域を経て、中国、朝鮮、日本といった各地へ、また、タイ、カンボジアといったアジア全域へとその造形は変容しながら伝えられ、現在に伝わっています。
平山郁夫先生の仏教東漸を辿る旅は約半世紀にも及びその地域も仏教の伝播地全域におよび、作品中にあらわされた『仏の姿』は実に多様なものとなっております。本展ではアジア各地の仏像やそれらを要する遺跡の数々などを描いた作品を厳選して展観いたします。
尚、12月16日(火)から2009年1月18日(日)までの期間は特別展示室にて「平山郁夫が描く比叡山延暦寺」と当館所蔵の『国宝・梵鐘』を公開いたします。あわせてお楽しみください。
◆下記日時には担当学芸員による平山郁夫作品解説(約40分を予定)を実施いたします。どなた様でもご参加いただけますので、エントランスロビーにご集合ください。
2008年12月21日(日) 17時~
2009年1月12日(月・祝)10時~、13時~