

開催期間:
2009年09月19日(土)~2010年03月14日(日)
吉左衞門X
インドネシアン・プリミティブアート
稲葉京セレクション
◆会 期:2009年9月19日(土)~2010年3月14日(日)
◆休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)※10/26~28、12/28~2010/1/1
◇展覧会「吉左衞門X」とは・・・
展覧会「吉左衞門X」は、樂吉左衞門作品と樂吉左衞門氏がかかわる何らかの事象Xとの関係式を解き明かす展覧会、吉左衞門氏とXのコラボレーションです。
樂氏が深く影響を受けたもの、思惟を共有するもの、共感、感動、関数Xは今後さまざまに変容してゆきます。
第一回「吉左衞門X」展では、関数Xとして「インドネシアン・プリミティブアート 稲葉京セレクション」を取り上げました。
◇インドネシアン・プリミティブアート
ジャワ、ボルネオ、ティモール、スラウェシ、スンバ、ロンボク、フローレス、バリ、パプアニューギニア等、インドネシア共和国は多数の島とその島々特有の部族文化に綾取られ、多彩なプリミティブアート〔原始芸術〕の文化が花咲いてきました。
木の彫像、石の彫刻、青銅器など様々な特色を持ってそれぞれの独自性を守っています。例えばトラジャ族(Toraja)は、 インドネシアのスラウェシ島にある南スラウェシ州および西スラウェシ州の山間地帯に住む先住少数民族。土着のアニミズムが強く、特徴的な家屋や岩壁をくりぬいた死葬儀式や特に副葬品には、祖霊信仰に基づいて生活のあらゆる道具に芸術性豊かな彫刻が施され、独特の様式をもったプリミティブアートが伝えられています。
稲葉氏は1975年頃にインドネシアに渡り、インドネシアのプリミティブな生活と文化にふれ、その魅力に魅了されました。1990年頃にはインドネシアバリ島に伝統的な民家を建て、日本〔伊豆〕と往復する生活の中でさらに深くインドネシア文 化に触れてゆくと共に、プリミティブアートの収集を始めます。氏の芸術の目線は率直で強靱な表現力をもつプリミティブアー トによって磨かれ、さらなるコレクションを充実させるという相乗的な効果によってより確かなものとなって、そのコレクション のクオリティーの高さはヨーロッパのコレクター、専門家の間でも最も高く評価されているところでもあります。
左:人物像(作家蔵)
右:人物座像(作家蔵)
◇樂吉左衞門氏とプリミティブアート
樂吉左衞門氏とインドネシアン・プリミティブアートとの出会いは、その世界的なコレクターである稲葉京氏との出会いによって始まりました。稲葉氏を通して様々なインドネシアン・プリミティブアートにふれ、樂氏は深い共感を覚えました。衒てらいのない強靱な造形、高い内容を持つ抽象性は、彫像から一枚の板戸、一本の柱に至るまで共通して感じられる造形感です。烈しい鑿跡、力強い削り、猛々しくねじくれる柱、樂吉左衞門氏設計による当館茶室「盤陀庵」 は力強く素朴なインドネシアの古材で組み上げられています。
これらを貫いているプリミティブな精神とは一体何なのでしょうか。樂氏の追求する茶碗という限られた造形にも共通する高い抽象度と確かな造形表現の強さが伺えます。
今回、樂吉左衞門館エントランスロビー、展示室「昼の航海」、展示室「夜の航海」と展示室「離」の4室に展示されるインドネシアン・プリミティブアートは稲葉京氏のセレクションによるもので、インドネシアのバリ島から本展のために運ばれてきたものです。 また、展示室「破の守」、展示室「破の破」の2室に展示される今回の樂氏の出品作は、茶碗6点、茶入6点と樂氏愛蔵のインドネシアン・プリミティブアートの彫刻像9点です。樂氏はこれまでにも稲葉氏との交友を通じ、知らず知らずのうち にインドネシアン・プリミティブアートの世界から影響を受けたと話していますが、今回の出品作13点は更に踏み込んだとらえ方の中で、プリミティブアート個々を強くイメージして制作したものです。プリミティブ彫像と樂氏作品はイメージされた関係性の中で互いに引き合いながらある組み合わせを暗示させます。13点の出品作品は、すべてこの展覧会のために今年4月の窯で制作された新作で、樂氏のプリミティブ世界を感じさせる新たな作行きを表現した挑戦的な取り組みです。
上:ガルーダ(作家蔵)+焼貫茶入
左:焼貫黒樂茶碗 2009年制作
右:黒樂茶碗 2009年制作
・・・関連イベントのお知らせ・・・
本展開催にあわせ、さまざまなイベントが開催されます。
ぜひご参加ください。
◆<ジャワガムランとワヤン・クリ コンサート>のご案内(2009年10月10日、17日)
このイベントは終了いたしました。
◆インドネシア ワヤン展示のご案内(2009年10月10日~17日)
このイベントは終了いたしました。
◆ガムラン立礼茶会ご案内(2009年10月~2010年3月)【事前予約制】
◆インドネシアの影絵、ワヤン制作ワークショップのご案内(2009年10月17日)
このイベントは終了いたしました。
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