佐藤忠良館

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佐藤忠良館について

人間の美しさを探求しつづける

「ブロンズの詩」と名づけられた<佐藤忠良館>では、 世界的に高い評価を得ている佐藤忠良先生の初期から現在に至る当館所蔵作品100余点の中からテーマに合わせて彫刻・素描作品40点余りを常時展示しております。
人を見つめ、その一瞬の表情を作品としてきた佐藤忠良先生の世界をご鑑賞ください。

佐藤忠良館

佐藤忠良先生 プロフィール

明治45年、宮城県黒川郡生まれ。彫刻家。少年時代を北海道で過ごし、絵画を学ぶために上京するが、ロダン、マイヨール、デスピオなど新しい生命主義の作品に感銘を覚え彫刻家を志す。東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、新制作派協会(現新制作)を舞台に活躍。
昭和19年に兵役に招集、終戦後のシベリアでの抑留生活を経て帰還後に制作を再開。その体験から、平凡なごく普通の日常生活の中でほんの一瞬だけ垣間見る「人間の美」を追求した作品を多く手掛ける。
昭和56年には、パリの国立ロダン美術館で日本人初の個展を開催。
その功績により、フランス・アカデミー・デ・ボザールの客員会員に推挙されるなど、国際的にも高い評価を得ている。

佐藤忠良先生

略年譜

1912年(明治45) 7月4日宮城県黒川郡に生まれる。
1918年(大正7) 父の死去、翌年母の実家の移住 先である北海道夕張町に移る。
1932年(昭和7) 絵画の勉強のため上京し、川端画学校に通う。
1934年(昭和9) 東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科塑像部に入学。
1939年(昭和14) 東京美術学校卒業。本郷新、柳原義達、舟越保武ら7名で新制作派協会
彫刻部の創立に参加。
1940年(昭和15) 吉田照と結婚。'41に長男達郎、'43に長女オリエが誕生。
1944年(昭和19) 兵役に招集され、満州に渡る。
1948年(昭和23) 3年間のシベリア抑留生活より帰還。制作活動を再開。
1960年(昭和35) 第3回高村光太郎賞を受賞。
1966年(昭和41) 東京造形大学教授に就任。
1974年(昭和49) 《帽子・あぐら》で昭和48年度芸術選奨文部大臣賞を受賞。
1975年(昭和50) 第6回中原悌二郎賞を受賞。
1981年(昭和56) フランス国立ロダン美術館にて日本人として初めての個展 『佐藤忠良展』開催。
これによりフランスアカデミー・デ・ボザールの客員会員に推挙される。
1984年(昭和59) ローマ・アカデミア・ディ・サン・ルーカの会員に推挙される。
1986年(昭和61) 東京造形大学名誉教授となる。
1988年(昭和63) 『佐藤忠良のすべて』を国内11会場で開催。
1989年(平成元) 日本人の体質感を具象彫刻に表現した功績により1988年度朝日賞を受賞。
1990年(平成2) 宮城県美術館に佐藤忠良記念館が開館。
1998年(平成10) 佐川美術館【ブロンズの詩 佐藤忠良館】開館。
1999年(平成11) 佐川美術館にて『佐藤忠良と笹戸千津子の足跡』開催。
2002年(平成14) 佐川美術館にて卆寿記念展『佐藤忠良 70年の歩み・アトリエの中から』開催。
プロ野球ゴールデン・ルーキー賞《萌える》制作。

主要所蔵作品

身近な人物たちをモデルにした、生命力みなぎる作風で知られる具象彫刻家・佐藤忠良先生の作品は、躍動感あふれる肉付けと、堅実なフォルムに特徴があります。
作品の主なモチーフには「頭像」「女性像」「子どもの像」などがあります。
佐藤先生がその評価をゆるぎないものにしたのは、シベリア抑留から帰還した直後、1952年に発表した「群馬の人」でした。日本人固有の相貌を表現し人物の生き様・内面の美しさを追求したこの作品は、明治期に西洋からやって来た近代美術の手法を、初めて日本人が日本人の心でもって解釈し創りあげたものとして、多くの批評家の賛辞を集めました。
そして1970年代には「帽子」シリーズに代表される、現代感覚あふれる新境地を開拓。初期から近作まで、作風は徐々に変貌を遂げているものの、根底に流れる熱いヒューマニズムは変わりません。
全国各地の公共空間に設置された野外彫刻の多さからも、佐藤先生の作品への高い支持がうかがえます。

帽子・夏

帽子・夏
寸法:105.5×58.0×44.0cm
制作年:1972年

ボタン

ボタン
寸法:127.5×40.0×35.5cm
制作年:1969年

ふざけっこ

ふざけっこ
寸法:98.5×30.5×49.5cm
制作年:1964年

帽子・立像

帽子・立像
寸法:142.0×60.5×31.5cm
制作年:1974年

カンカン帽

カンカン帽
寸法:60.0×51.5×40.0cm
制作年:1975年

このはずく

このはずく
寸法:18.3×16.8×9.5cm
制作年:1970年

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