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展覧会

佐藤忠良 おなじブロンズ、ちがうブロンズ
終了

2017年06月17日(土)~2017年12月03日(日)

佐藤忠良氏の作品は、主題やモチーフ、サイズによって、土で象られる姿は様々です。同じようなかたちの像でも、制作年代やモデルによってその特徴は大きく異なります。例えば頭像は、全身像に比べ作品を語る部分が極端に限られている分、顔の表情でモデルの人物像を表現しなければいけません。人間はまなざし、骨格、筋肉のつき方など各々顔が違いますが、彫刻にそれらを語らせることは容易なことではなく、モデルの過去・現在・未来を見据えた根気強さと忍耐力が必要な作業です。そのようにして生まれた作品を目の前にすると、同じ頭像でも作品によって全く違う人物と向き合っていることを実感でき、そのモデルが生きてきたであろう人生が伝わります。

 

佐藤展示室1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の展示では、頭像作品以外にも、女性像、帽子モチーフの作品、大小の人間像をご紹介します。

 

佐藤展示室2