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次回特別企画展にむけて ― 「へうげたもの」探し

すっかり秋の気配ですね。9月23日(祝・水)終了のキース・へリング展にご来場頂きましてありがとうございました。お陰様で、最終日は大盛況でした!沢山の方達に見て頂きまして心より感謝いたします。

 

今、佐川美術館では次回特別企画展「没後400年 古田織部展」に向けて準備真っ最中です!

 

本格的歴史長編漫画『へうげもの』(講談社 週刊『モーニング』で連載中)でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、古部織部は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた戦国武将でありながら、千利休に茶を学び、利休亡き後は茶の湯界のリーダーとして桃山文化を牽引しました。

 

日常に潜むへうげた(※)表現に美的価値を見出し、独特のダイナミズムを持つ'織部焼'を確立して一世を風靡した織部。それは今でも色褪せることなく、多くの人々を魅了し続けています。この特別企画展に加えて、現代の陶芸家樂吉左衞門氏と織部茶碗を同時展観する「樂吉左衞門×ORIBE」も10月10日(土)から樂吉左衞門館で開催いたします。どうぞお楽しみに!

 

ところで、「へうげたもの」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?私の場合、すぐ思いつくのは、福笑い、ひょっとこ踊り、変な形をした野菜(時々ありますよね!)、予想外の寝癖などでしょうか??

 

展覧会を通して織部の審美眼にかなったへうげた表現を体感したら、私たちの日常にあるちょっとおかしなものが織部好み(※)に見えてくるかもしれませんね。

 

樂吉左衞門館展示室の花入

 

美術館内にへうげているもの発見!

竹の花入のゆがみ具合がとても面白いと思うのですが、いかがでしょう??

 

 

(※) へうげた・・・ 現代読みでは「ひょう(剽)げた」。 【剽げる】とは、「ふざける、おどける」という意味で、ここでは織部のゆがんだ茶碗や新奇な意匠に対する言葉。

(※)織部好み・・・古田織部が デザイン・監修した茶道具や 造園、茶室などのことを指す。