こども画伯のへうげた掛軸を展示しています!
10/10より、古田織部展が始まりました。
初日からたくさんのお客様にお越しいただいております。
総点数約250点とだけあって、ボリュームのある展示になっておりますが、本会場以外にも織部関連の企画が目白押しとなっています。
ニュース欄でもお知らせしているように、美術館内情報コーナーでは、講談社より発行されているコミックス『へうげもの』と、当展のコラボレーション展示を行っています。ここは写真もOKなので、是非記念撮影をしてくださいね!
それと同時に展示しているのが、こどもたちがワークショップで作った作品です。
今回展示しているのは、8/22に古田織部展関連ワークショップとして、「これぞ元祖JAPANESEポップアート!?へうげた掛軸を作ろう!」で作った作品です。
どんなワークショップだったかというと・・・
桃山時代の武将で茶人の古田織部は、斬新なデザイン、奇抜な造形性で当時の日本文化をリードしたのですが、特に「織部好み」と呼ばれるゆがんだ茶碗やデザインは、日本におけるポップアートの先駆けと言えるほどのデザイン性を見せ、人気を博しました。この織部のユニークな発想にちなんで、へうげた(おもしろおかしい)掛軸をみんなで作ってみよう、という内容です。
この日は合計で27人のこどもたちが参加し、オリジナルの"へうげた"掛軸作りに挑戦しました。作品に描かれているのは、自分がおもしろおかしいと思うもの。カラフルな動物だったり、中には見たことのないかっこいい生き物まで!こどもたちの自由な発想で描いた絵は、見ていて本当に面白いです!
展覧会初日には、参加してくれたお子さまとそのご家族が早速来てくれました♪
(※上段右から2番目の作品です。)
作品と一緒に記念撮影させてもらいました。
りんごがとってもカラフルに描かれているのが、なかなかのへうげっぷりですね。
27人のこどもたちなりの"へうげた"掛軸を展示しているので、是非展覧会と一緒に見に来てくださいね!
"へうげた"...現代読みでは「ひょう(剽)げた」。【剽げる】とは、「ふざける、おどける」という意味で、ここでは織部のゆがんだ茶碗や奇抜なデザインに対する言葉。