芸術鑑賞教室 2016
寒気も少しずつ緩みはじめましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
佐川美術館では、地元守山市の小学4年生924名を招いて、芸術鑑賞教室を開催しました!
冷たい雪の降る日にくる事になったクラスもありました。皆さん、ありがとうございます。
約半日間、展示室内で当館学芸員と共に作品鑑賞をした後に砂絵作りを体験して、芸術の面白さや奥深さを体験してもらおうという守山市教育委員会と連携した教育普及事業です。
平山郁夫館では、素描と本画の違いや支持体、描画材について活発なディスカッションが繰り広げられました!「絵のモチーフはなんだろう?」「描き方の異なる作品があるけれども、どのように違うのだろう?」「なんで絵の具が滲んでいるのかな?」「なんで立体的に見えるのかな?」など1人1人から発された疑問を皆で話し合いながら考えました。
次に佐藤忠良館では、実際に彫刻に触りながら、見た目だけではなくその質感から作品へアプローチしていきました。「なんでつるつるな面とざらざらな面があるんだろう?」「材料はなんだろう?」「どのような順番で創ったのだろう?」「なんで裸の作品が多いのかな?」など疑問を話し合って理解を深めていきました。
楽しく作品鑑賞した後には、皆で砂絵体験をしました!
作り始めると真剣!1人1人の個性が発揮された作品が完成しましたよ。
その一部をご紹介します。
どうでしょう?
楽しそうな雰囲気が伝わりますよね。
最後には、毎回全員で後片付けと掃除をしました。皆さん一生懸命取り組んでくれたので、
次に使用する生徒の皆さんは気持ちよく砂絵作りに励むことが出来たと思います。
皆さんがこれから色々な芸術作品に向き合うとき、この鑑賞教室での体験をきっかけにして、
自分の心と頭で考えながら芸術に触れる時間を持つことが出来たら嬉しく思います。