納涼のおススメ ―琵琶湖の島巡り― | 佐川美術館

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納涼のおススメ ―琵琶湖の島巡り―

暑さが日ごとに増してきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

美術館とは目と鼻の先にある琵琶湖は、太陽の光を受けて青々ときらめいています。

 

実は、先日瀬戸内海へアートの島巡りに行ってきました!

直島、豊島、犬島を探索して、大自然と現代アート両方を存分に楽しんできました。

そうしてふと琵琶湖を見渡すと...滋賀県出身でない私はいまさらですが、実は島々があることに気付きました!

皆さん、ご存知でしたか?

 

今回は、琵琶湖の魅力にじっくりと触れることが出来る場所を紹介したいと思います!

琵琶湖内には4つの島々「沖島」、「竹生島」、「多景島」、「沖の白石」があります。

世界的にも、湖に島が浮かんでいるのは珍しいそうです。

 

さて、1つ目の島、沖島は湖上、唯一の有人島として知られています。

島内に信号機はなく、島民は皆自家用車代わりに船を持っていて本土と行き来をします。面白いことに、漁業を生業として生活している沖島には、沢山の猫が生息していることで有名です。身の危険を及ぼす自動車がなく、大好物の魚があるのどかな島で生活出来るなんて、猫にとって天国のような場所ですよね。

 

沖島

 

 

2つ目の島、竹生島は琵琶湖八景の1つであり、中世以来、西国三十三所観音霊場の札所として、今も多くの参拝客が訪れます。日本三弁財天の1つで宝厳寺と都久夫須磨神社があり、華麗な桃山文化を今に伝えています。

 

竹生島 

 

3つ目は、多景島です。最初は、竹が茂っていたことから竹島と呼ばれていたそうですが、眺める角度によって島影がさまざまに変化することから多景島と言われるようになったそうです。島全体が日蓮宗見塔寺の境内となっていて、寺、寺務所、記念塔、多数の石塔などがあります。

 

多景島

 

 

4つ目は、実は島ではありません!でも島にカウントしちゃいます。日没時に太陽の光を受けて白く光るので沖の白石と言われています。その神々しさからご利益がありそうと思ったら、やはりパワースポットの1つとして有名な場所でした。なんと水面下には約25メートル分の石がそのまま続いているとか。まさに氷山の一角である沖の白石です。

 

沖の白石

 

 

4つの島のうち、行ってみたい場所ありましたでしょうか?おすすめとしましては、1日かけてゆっくりと4つの島を巡るクルーズの旅です。朝から夕暮れ時までの陽の光の変化と共に、様々な島の時間を堪能することが出来ます。

 

今の私の小さな目標。この4島めぐり。頑張ります。