堅田は名だたる知識人を刺激する?! | 佐川美術館

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堅田は名だたる知識人を刺激する?!

天気の良い日が続き、琵琶湖畔でバーベキューなどレジャーが楽しめる時期ですね!

さて、今回は佐川美術館の近くにあるおすすめスポットを紹介しま~す!

美術館と併せて訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

1つめは、近江八景「堅田の落雁」で名高い「浮御堂」です。有名なので、すでにご存知の方も多いのではないでしょうか?琵琶湖を挟んで佐川美術館の向かいに位置しています。

実は、松尾芭蕉が俳句を詠んだ場所として知られているんですよ。

 

「鎖(じょう)あけて  月さし入れよ  浮御堂」

 

芭蕉が詠んだ一句です。浮御堂で十六夜の月見を楽しんでいた芭蕉とその一行の傍らで、真夜中にもかかわらず住職がお堂の錠を開きました。その美しい満月を一千体の阿弥陀像に見せるためです。臨場感が伝わる名句です。

 

日中の浮御堂

 

実は、平山郁夫氏は浮御堂のスケッチを描いています。その時々の展示内容によりますが、当館でご覧いただくことできますので、その際にはお見逃しなく! そして浮御堂から約100メートル先には「湖族の郷資料館」があります。

 

趣のあるたたずまい

 

沢山の写真とともに堅田の歴史、その変遷を知ることができます。なんと、三島由紀夫や岡本一平、水上勉など名だたる作家が堅田を舞台にした作品も紹介されています。驚きですよね~!他に、昔の漁具や農具も展示されていて、ボランティアの方が丁寧に説明してくださるので分かりやすいですよ。堅田の特産物を購入することもできます♪

 

さらに湖族の郷資料館の傍には、一休さんが青年時代に修行をした「祥瑞寺」があります。

 

室町時代に開かれました

 

1415年から12年間、このお寺で修行を積んだそうです。そして境内には、このお寺を訪ねた松尾芭蕉が詠んだ句碑があります。どこにあるでしょう?ぜひ探してみてくださいね。

 

このように、佐川美術館に遊びに来たら、堅田の土地を探索してみるのもおすすめです。

インスピレーションを受けて、自分なりの句を詠んでみるのも一興かも?!