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休館日の美術館は・・・

せっかく行こうと思っていたのに、今日は美術館が休館だった!そんな経験1度はありませんか。せっかく計画立てていただいたのに、ごめんなさい。でも、休館には意味があるってことを皆さんはご存知でしょうか。今日は休館日の美術館がどんなことをやっているのか、簡単にご紹介したいと思います。

 

まず、日々行っているのがメンテナンスです。メンテナンスといっても種類はたくさん。

その中でも、掃除とシステムの管理に大きく分けることができます。美術館を囲む水庭の水底を掃除したり、ガラス窓を洗浄したり、開館中にはできない規模の掃除を行っているのです。そして、システムの管理とは、美術館の建物や作品を守るためのシステムのこと。電気や水道といったライフラインに関わることから、消防の点検や空調の管理、設備に至るまで、様々な管理・点検をしています。また、植栽の手入れもメンテナンスの1つ。葉刈りをしたり、雑草を抜いたり、春先には茶室前のヨシを刈り取ったりしています。

 

次に作品の展示というのも休館中にしかできないことです。作品を展示するには、まず展示室にある作品を撤収した後、展示壁やケースの造作を行い、その後で新たに作品を展示します。展示にかかる日数は、企画展の場合、会場の造作に2日、作品展示に2~3日、場合によっては5日程かかることもあります。そんなにかかるの?って思うかもしれませんが、美術品はとてもデリケートな存在。展示の前には作品の検品をします。大事な作品ですから、コンディションのチェックはかかせません。それが終われば展示に入るのですが、図面どおりにいかないのが美術品です。図面では上手く収まってたけど、実際展示してみると何か違う...そうなると、レイアウトをその場で変更することもあります。これは学芸員の腕の見せ所ともいえますね。そして、最後に作品に照明をあてます。これがあるかないかで、作品の見え方はグッと変わります。作品の展示はこのような流れで行うので、どうしても展示に日数を要し、休館しなければならないのです。

 

いかがでしたでしょうか。みなさんに建物の空間や作品を楽しんでもらったりするために必要な休館日。休館日は月によって違いますので、お越しの際は、佐川美術館のホームページで休館日をチェックいただいてからお越しくださいね!