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展覧会

平山郁夫館 第Ⅰ期 「いのり」
終了

2013年04月13日(土)~2013年09月16日(月)

絵画に込められた平和への祈り


 

平山郁夫館第3展示室平山郁夫氏は、被爆体験による原爆の後遺症に悩まされ生死の境に立たされた時、一つの絵の構想が浮かんだと言います。その着想をもとに描かれたのが平山氏の出世作となった《仏教伝来》(1959年、佐久市立近代美術館蔵)です。この作品の発表以降、玄奘三蔵の追体験にちなむ「仏教伝来の道」や「シルクロード」を自身のライフワークとして、また平和への祈りを見いだすために、仏教にまつわる作品を数多く描き続けてきました。

 

 

 

 平山郁夫館第4展示室

 今回の展示では、仏教発祥の地・インドをはじめ、仏教東漸途上の国々である中央アジア、中国、東南アジアから終着地・日本に至るまで、平山氏がさまざまな仏跡を描いた作品を中心に展示いたします。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

平山郁夫館第6展示室 平山氏が描く仏教関連の作品の多くは、戦争や自然荒廃によって失われて行く文化財がほとんどです。絵画に込められた平和への"いのり"、そして氏が長年にわたり取り組んできた文化遺産保護への"いのり"を、作品を通して感じていただく機会となれば幸いです。