展覧会

キース・ヘリング展  Keith Haring; Prints and other works From Nakamura Keith Haring Collection
終了

2015年07月18日(土)~2015年09月23日(水)

.
1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリングが、1990年に31歳という若さでこの世を去ってから25年。時代が変わり価値観の多様性をみせる現在においてもなお、その作品は世界中で愛され続けています。80年代アメリカの「光と影」を背景に、キース・ヘリングは10年余りという短い期間に精力的な 創作活動を行いました。彼は、世相を反映するかのように「未来への希望と夢」を表現しながらも、一方では「人間の持つ狂気」などを表した作品も多く、「光と影」両方の側面の作品を残しています。日本においても展覧会やワークショップの開催、ポップショップが展開されたこともあり、世代を問わず誰もがどこかでキース・へリングの作品を目にしている、知っている、そんな作品を通して「希望」と「夢」というエネルギーを感受していただくと同時に、キースの考えたことや人生、そして彼が駆け抜けた時代について想いをめぐらせ、キース・へリングの世界観に触れ、キースの魅力を体感していただきます。

 

 

展示会場入口

 

 

本展覧会では、80年代アメリカ現代アートにおいて、シンプルな線で描かれた人間やイヌなど、ユーモア溢れる作品で活躍したキース・ヘリングのコレクションのみを展示・収集する世界で初めての美術館「中村キース・ヘリング美術館」所蔵作品より、版画をはじめ、ドローイング、彫刻、写真作品などをご紹介します。

 

 

展示室風景

 

 

1980年代を代表するストリートアートの先駆者、キース・ヘリング。ニューヨークの地下鉄の壁や路上に描かれた作品で注目を浴び、世界中で認められるようになりました。シンプルな線と色とで構成された彼の絵は日本でも人気があり、キースの作品をプリントしたTシャツがユニクロ等から販売されることもあって広く知られています。

 

 

 

 

 

みどころ紹介

 

①レトロスペクト(回顧)

1989年 シルクスクリーン 117.0×208.0cm

Retrospect   ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection

キース・ヘリングの版画作品中でも最大級の作品。活動の終焉に制作された「レトロスペクト」は、それまでキースが繰り返し描いてきた人間と動物を、彼ならではのポップなイメージとして簡潔に描画で表現しています。作品の中の一コマ一コマのどれもが動きのある活きた描写となっています。

 

レトロスペクト

 

 

 ②アンディ・マウス

 1986年 シルクスクリーン 96.5×96.5cm

Andy Mouse   ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection

 「ポップ・アートの父」と呼ばれ、多くの若いアーティストに多大なる影響力をもったアンディ・ウォーホルとの貴重なコラボレーション作品。全4点揃って公開されるのは世界でも非常に稀です。へリングが幼いころから好きだったディズニー・キャラクターのミッキーマウスをウォーホルと融合させています。ドル札と共に描かれるアンディ・マウスは、資本主義社会が内包する金銭至上主義に対する皮肉ととらえることができます。また、キースとウォーホル双方のサインの入った作品は大変貴重です。

 

アンディ・マウス

 

 

 

 ③沈黙は死

1989年 シルクスクリーン 99.0×99.0cm 

Silence=Death   ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection

 1987年、エイズに対する政府の無関心を告発するため、「SILENCE=DEATH」(沈黙は死)のロゴマークがステンシルやポスターでニューヨーク市を埋め尽くしました。制作者は後にエイズ予防啓発運動団体ACT-UPを結成する男性6人組でした。ピンクの三角形はもともと逆向きで、ナチスの強制収容所で同性愛者に付けられたもの。1970年代にアメリカでこのマークを掲げて、ロゴが制作されました。ロゴはゲイ・プライドと解放の象徴ともなっています。自身も1988年にエイズと診断され、翌年に財団を設立。児童福祉やエイズ・HIV予防啓発活動に従事しました。1990年2月16日、ニューヨークのアパートメントでエイズにより死去。わずか31歳でした。

 

沈黙は死

 

 

 

 

 キース・ヘリング

(米国ペンシルヴァニア州出身。1958年―1990年)

 

キース・ヘリングは1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストです。

1980年代初頭、ニューヨークの地下鉄構内の黒紙が貼られた広告板にチョークで描く "Subway Drawings" (サブウェイドローイング)という芸術活動を始めました。そのグラフィティアートは、一躍キースの名を広めることになり、1980年から86年の間には、次々と展覧会が開催され、瞬く間に国際的な評価が高まりました。ニューヨークのタイムズ・スクエアのビルボードのアニメーションから、舞台デザイン、キースのグッズを販売するポップショップをオープンするなど、制作活動は多岐に及びます。また世界中で壁画を制作したり、ワークショップなども開催し、社会的なプロジェクトも数多く手がけました。

1988年には東京にもポップショップ東京をオープン。 同年にHIV感染と診断され、翌年にエイズや恵まれない子供たちのための慈善活動を目的とした財団を設立。1990年31歳でなくなるまで、アート活動を通して児童福祉やエイズ・HIV予防啓発活動に最後まで積極的に関わりました。

 

 

主  催: 公益財団法人佐川美術館

特別協力: Keith Haring Foundation、中村キース・へリング美術館

後  援: 滋賀県、滋賀県教育委員会、守山市、守山市教育委員会、

      エフエム大阪、びわ湖放送

協  力: SGホールディングス、佐川急便、佐川印刷

開館時間:午前 9 時 30 分 ~ 午後 5 時(入館は午後 4 時 30 分まで)
休 館 日 :月曜日、7月20日と9月21は開館、7月21日は休館
入 館 料 :一般1,000円/高大生600円/中学生以下は無料 ※ただし保護者の同伴が必要
       団体(20名様以上)は200円引き

◆展覧会前売券情報◆

発売期間:7月17日(金)~9月23日(水・祝)  一般800円 / 高大生400円
「ローソン・ミニストップ」「セブンイレブン」店内のマルチコピー機で購入いただけます。
操作後、店内レジにてお支払いください。  
●ローソン・ミニストップ (Lコード:51617)
●セブンイレブン (セブンチケット)
タイトル:「キース・ヘリング展Keith Haring; Prints and other works  From Nakamura Keith Haring Collection」
・展覧会前売券で、平山郁夫館・佐藤忠良館・樂吉左衞門館もご覧いただけます。
・展覧会前売券は、本展会期中のみ有効です。
・変更、払戻、再発行は出来ません。

・当館では操作方法等、前売券取扱いに関するお問い合わせは、受付ておりません。
   各販売店にお尋ねください。