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展覧会

平山郁夫 玄奘三蔵 求道の軌跡
終了

2016年09月03日(土)~2016年11月27日(日)

2016年度第2期の平山郁夫作品展示のテーマは「玄奘三蔵 求道の軌跡」。

悠久の歴史ロマンにより紡がれてきた大いなる旅路・シルクロード。緑の大地、砂漠の荒野、文化の香り漂う街々、その旅路の風景や人々の営みを描き続けてきた一人の日本人画家・平山郁夫氏。

 

平山氏は自らの被爆体験に基づき、仏教への深い関心と平和への切実な祈りを込めて作品を描き続けました。1959年に「画家として本当のスタートとなった」《仏教伝来》(佐久市立近代美術館所蔵)に玄奘三蔵の辿った道を追体験することで、生涯にわたりシルクロードの各地を旅します。そして、40年にわたるシルクロード取材の集大成として、玄奘の事績を顕彰する《大唐西域壁画》を薬師寺玄奘三蔵院に献納します。

 

当館では、その《大唐西域壁画》をもとに50号サイズに描きなおされた《大唐西域画》(2007年)を収蔵・公開し、平山氏が追体験した玄奘三蔵の足跡を紹介しています。

 

《大唐西域画》展示風景

 

この度の企画では、10月1日より開催します「三蔵法師展」にあわせ、当館が所蔵する玄奘三蔵関連の作品を中心に、平山郁夫氏の出世作にして代表作である《仏教伝来》(佐久市立近代美術館所蔵)や《求法高僧東帰図》(平山郁夫美術館所蔵)を特別公開致します。

不朽の名作《仏教伝来》は当館初公開ですので、是非この機会にご覧ください。 

 

《仏教伝来》展示風景

 

■公開期間

《求法高僧東帰図》、《求法高僧東帰図制作のためのデッサン》

 2016年9月10日(土)~11月27日(日)

《仏教伝来》 

 2016年9月22日(木・祝)~11月27日(日)