美術館と一緒に一度は訪れてみたい滋賀のお寺~その③
先日3月22日(木)に佐川美術館は開館20周年を迎えました。
ひとえにご来館いただきましたお客様のおかげです。ありがとうございます。
20周年を迎え、美術館では特別企画展として「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」を開催しています。
本展をはじめ、開館20周年の今年もバラエティ豊かな企画を皆様へおとどけします。
さて、今回は春の花見の季節にちなんで、美術館と一緒に訪ねていただきたいお寺をご紹介します。
大津市の三井寺は滋賀県を代表する古刹で、桜の名所としても人気のスポットです。
三井寺は正式には園城寺という名前で、境内に湧き出る水が天智・天武・持統の3代の天皇の産湯に使用されたという伝説が残されることから「御井」(みい)の寺と呼ばれ、それが転じて三井寺となったという説が知られています。その歴史は古く、奈良に都が置かれていた時代、朱鳥元年(686)に創建されたと伝えられています。後に平安時代の9世紀には天台宗の僧侶、円珍(814-891)によってその後の三井寺の発展の礎が築かれます。
広大な敷地の境内には、国宝に指定された金堂などの様々な建築物も見られますが、とくにこれからの季節に咲き誇る桜の花は一見の価値があります。さらに、期間限定で夜には桜のライトアップもされています。
また、境内には仏教で霊鳥として信仰を集める孔雀が飼育されているスポットや、琵琶湖の絶景を眺めることのできる観音堂もあり、見どころがたくさん!!たびたび映画の撮影などに使われるポイントもあるので、境内を散策しながら探してみてはいかがでしょう?