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展覧会

大恐竜展 よみがえる世界の恐竜たち
終了

2021年04月01日(木)~2021年06月13日(日)



今年の春の企画展は、今までとは一味違う内容でお届けします。

2億3000万年から6600万年前にかけて地球上に生息した巨大生物「恐竜」。その生態については、今なお解明されていないことが多く、それ故に「恐竜」と聞いただけで、太古の歴史ロマンに想いを馳せる方も多いはず。

近年の恐竜研究は躍進し、新たな化石の発見や最新のテクノロジーによって、長年の課題であった恐竜と鳥との関係が明らかにされてきました。さらに、脳の研究や、骨や歯化石の微細構造、軟組織の研究など、より生物学的な側面が明らかになりつつあります。


本展では、それらの研究成果を元に恐竜に命を吹き込む作業、すなわち「恐竜の復元」をテーマに、その変遷の歴史および現在の恐竜"像"について、科学的かつ芸術的観点から恐竜を紹介します。世界トップレベルの展示と研究成果を誇る「福井県立恐竜博物館」の特別協力のもと、同館などが所蔵する全身復元骨格標本や生体復元模型、ロボットなどを一堂に展示します。

復元画「白亜紀前期の福井の風景」



■開館時間|9:30 ~ 17:00(入館は16:30まで)

■休館日|月曜日(5/3は開館)、5/6

■入館料|一般1,300円、高大生800円、中学生以下無料(要保護者同伴)

各種割引を適用される場合は、証明書(障害者手帳、学生証等)のご提示をお願いします。

※佐川美術館での入館は予約制ではございませんが、展示室混雑の場合は入場規制を行います。
 入場規制の際は、佐川美術館公式Twitterにてお知らせいたします。




■みどころ

二大恐竜"ティラノサウルス"と"トリケラトプス"の全身復元骨格が登場 ‼

1,000種類が見つかっている恐竜の中でも、絶大な人気を誇る肉食恐竜ティラノサウルスと植物食恐竜トリケラトプスの全身骨格を同時に展示します。肉食恐竜のグループで最大級の大きさを誇るティラノサウルスは、太く鋭くとがった大きな歯と頑丈なあご、大きな頭が他の恐竜と比べて非常に大きな特徴と言えます。今回展示するティラノサウルスは全長12mを超え、ティラノサウルスの全身復元骨格として初めて復元された有名な標本です。さらに、3本の大きな角と、頭部の巨大なフリルが特徴であるトリケラトプスの全身骨格も登場します。ともに白亜紀後期の北アメリカで生息していた恐竜で、その対決の様子を巨大復元画などで紹介します。



「復元」をテーマに、恐竜ロボットや絵画、コインなども展示

今回の企画展のテーマである恐竜の「復元」は、化石をもとに恐竜に命を吹き込む作業とも言えます。本展では、その変遷の歴史や現在の恐竜"像"について、全身復元骨格や復元模型をはじめ、ロボットや恐竜が描かれた絵画、切手、コインなどを通して紹介します。特に全長7mのネオベナートルのロボットは、大英自然史博物館など世界中の博物館に納入した実績がある「株式会社ココロ」が製作したものです。福井県立恐竜博物館の学術監修を受け、独創的な技術で復元されたロボットは、生きているかのような迫力満点の動きと吠える声で子どもたちを魅了します。


福井県立恐竜博物館の全面協力で企画

本展は、世界的な恐竜研究機関である福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)の特別協力のもと企画しました。 同館は、国内最大級の地質・古生物学博物館として2000年にオープンし、累計の入館者数が1100万人をこえる日本を代表する観光文化施設です。館内には44体の恐竜全身復元骨格をはじめ、1,000点以上の標本やジオラマ、復元模型が展示されています。


福井県立恐竜博物館(展示の様子)

福井県勝山市村岡町寺尾51-11  TEL:0779-88-0001

福井県立恐竜博物館は、現在予約制での開館になります。最新情報や休館日等は、同館公式HPをご覧いただくか、お電話にて直接お問い合わせください。