樂吉左衞門
主要所蔵作品
樂焼は桃山時代、茶の湯の大成者・千利休の理想とする茶碗を初代長次郎が形にしたことにはじまり、十六代を数える。樂家は三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)好みの茶道具の制作を担う千家十職の中の茶碗師として、450年の伝統を営々と守り続けてこられた名門です。
なかでも樂直入は、伝統に立脚しながら斬新な感覚を示す造形美を表現し、国内外で高い評価を得ています。
伝統の規範性に根ざした精神とその規範を打ち破り激しい創造性を開示しつつ変貌する直入の世界はまさに「守破離」そのもの。
当館は常に現在進行形の樂直入作品を観ることができる美術館となります。