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展覧会

平山郁夫 仏会-仏に出会う-
開催中

2024年03月30日(土)~2024年07月07日(日)

原爆の後遺症に苦しみ、仏教に救いの道を求めた日本画家・平山郁夫。自らの画業を飛躍させた作品、≪仏教伝来≫(1959年、佐久市立近代美術館蔵)の発表以降、釈迦の生涯をテーマにした「仏伝」シリーズを中心に、仏教をテーマとした作品を描きました。本展では展示空間を「仏会」(仏の集まる場所)に見立て、平山が描き続けた仏教の世界観に迫ります。


描くべき絵の方向が、見えてきました。釈迦を中心とした仏伝を題材にした絵です。これまでにも、こうした仏教画の名画はたくさん生み出されています。しかし私は、そうした枠にとらわれない、私なりの仏教画を描いていこうと決意したのです。

『平山郁夫 絹の道から大和へ-私の仕事と人生-』 講談社 1992年



平山が画家としての道を切り開くきっかけとなった「仏伝」シリーズ作品を始め、シルクロードの各地で出会い、描いた仏たちを通して、平山と仏との出会いを追体験していただければ幸いです。