国宝・梵鐘を4年ぶりに公開
2025年07月16日(水)~2025年09月28日(日)
佐川美術館に収蔵されている国宝の梵鐘を4年ぶりに公開しています。
滋賀県内に所在する梵鐘の中でも、国宝に指定されているのは本件だけで、大変貴重なものとなります。
佐川美術館に収蔵されている梵鐘は、もともと比叡山延暦寺の西塔地区にあった宝幢院(現在は廃絶)の鐘として鋳造されたもので、天安2年(858)に造られたことがわかる銘文が鐘身内に見られます。紀年銘が入った梵鐘としては、国内で6番目に古いものとなり、銘文は「比睿山延暦寺西寳 幢院鳴鐘天安二年 八月九日至心鋳甄」の3行24文字が左文字(逆文字)に刻まれています。残念ながら鐘身内を見ていただくことはできませんが、精巧なレプリカを作成しているので、格調高い洗練された書体で記された銘文を見ていただけます。
佐川美術館公式Instagramで動画公開中
https://www.instagram.com/sagawa_art_museum?igsh=MWVrY24zdHdqeDh6